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豊洲移転プロジェクト
「都民の胃袋」を支える築地市場の、豊洲への移転が決定した。卸7社の1社として、魅力的な新市場創りにいかに関わるか。また新天地への移転を、1企業としてどう飛躍への布石としていくのか。その動きを追ってみた。
再整備の難しさと、一つの事件によって
なぜ、新しい市場が必要なのか。主たる理由は老朽化にある。昭和10年に日本橋から現在の築地へと移転して70年。設備見直しの必要性は、1990年ごろから論じられていた。
「ここができた当初の荷の搬入出は船や貨車で、今日のようなトラック陸送は想定されていなかった。だから車輛の導線も悪いし駐車の待合スペースもありません。加えて建物も老朽化している。『このままで将来に渡って円滑な市場業務が運営できるのか?』と問われれば、答えは明白でした。そこで当初は、現在の場所のまま再整備する方向で古くなった施設の解体や新築工事が始まったのですが……」
しかし、市場を運営しながら施設を整備していくことは、予想以上に困難だった。場内の交通渋滞はますますひどくなり、築地市場は敬遠され客離れが進んだ。そして決定的だったのは、BSE騒動。
「食の安全性がにわかにクローズアップされました。しかし温度管理や衛生管理など、築地の老朽化した施設では到底徹底できない。これはもう移転しかない、そんな機運が一気に高まりました」
豊洲に現在の約1.5倍・37.5haの東京ガス跡地がある。そこへの移転が決定した。
※築地市場が開かれてから70年が経っている
信頼され、価値を提供できる市場に
築地の現在の取扱高は、約5700億円。ピーク時の7割強である。スーパー最大手クラスによる、市場を介さず直接産地やメーカーから買い付ける市場外取引の増加がその数字の背景にある。
「しかし、小売側は巨大化したものの、産地・メーカーは小さな事業者が多いのです。品質に応じて適価で商品を捌け、支払いサイトも短い市場のせりの機能は、そうした事業者にとって大きな営業力となる。魅力的な新市場を築くことができればきっとまた活性化する、そう確信しています」
現場を知るのは、現場の人間である。築地市場で事業展開する水産卸7社は、新市場の企画に対してさまざまな意見・要望をぶつけていった。そして今、「物流(場内)」「財政」「情報(システム関連)」の3つのワーキンググループを作り、各社代表が集まって議論を重ねている。新市場の詳細が、次第に固まっていく。
「高い安全性と利便性、そして低コストを提供でき、産地からもお客様からも評価される市場になりますよ」
新市場移転に伴う投資額は、膨大な額。官民協調による超巨大プロジェクトもいよいよ最終章に向け、歩を早めていく。めざすのは全国に情報発信しコントロールしていけるハブ機能を持った、近代的で合理的な市場。ビジネスの舞台は整いつつある。では、千代田水産は一企業としてそこにどんな戦略で臨むのか。
「取扱品目の制約がなくなること、これこそ当社にとって最大の移転効果です」
■豊洲新市場移転計画
 〜施設・物流計画イメージ〜
豊洲新市場全景
6街区水産仲卸売場棟
7街区水産卸売場棟
ビジネス拡大に向け、やれることはすべてやる
千代田水産が現在取り扱っているのは、塩干加工品が中心。鮮魚や特殊物といわれるウニなどの高級食材、マグロなどは、卸事業者としての許可は得ていても扱ってはいない。
「扱おうにも、現在の築地市場では狭隘なため卸売場を確保できないのです。新市場に移れば、それが可能になる。当然当社もそれらの分野に乗り出します」
移転してから準備するのでは、遅い。そのために、すでに人材の登用や教育に乗り出している。一つは研修体系の充実。海外研修や新入社員研修、役職者研修の拡充を進めている。移転して事業拡大する時、即座にそれを担うことのできる人材育成。それと並行して進めているのが、ISOの認証取得だ。
「環境系である14001は社員全員参加で平成19年5月に認証取得しました。さらに、新しく登場した食品衛生系の22000についてもその内容を見極め、移転までに認証取得していく計画です。新市場の設備はHACCP対応となりますから、それを存分に活用できる高い衛生意識を社内に醸成していきます」
今、大事なのは移転そのものではない。移転までの期間に何ができるか、である。
「人・モノ・金。移転までの間にやれることはすべてやります。当社は卸売会社ですから、とりわけ『人』。人が育つ土壌と活躍できる舞台を作り上げます。やる気のある人にとって、やりがいには事欠かない会社ですよ」
※豊洲新市場には新たな物流・販売システムの導入が予定されている
おせち食品商品開発へ
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